Wii Uで動画配信サービスを観る方法のメリット・デメリットを徹底レビュー
テレビで動画配信サービスを観るためにはスマートテレビや動画中継機が必要ですが、WiiUやPlayStationなど手持ちのゲーム機でも動画配信サービスのソフトをインストールすれば、テレビで動画配信サービスを楽しめます。
動画配信サービスを観れるゲーム機の例
- Nintendo Will U
- Nintendo 3DS
- Playstation3・Playstation4
- Playstation Vista
(動画配信サービスごとに対応しているゲーム機は違います)
当サイトは、ゲームパッドでも動画が観れる任天堂Wii Uで動画配信サービスを観る方法をレビューしてみました。
- Wii Uで動画配信サービスをみる
- Wii Uで動画配信サービスを観るのに必要なものと手順
- Wii Uで動画配信サービスを観てみた
- Wii Uで動画配信サービスを観るメリット・デメリット
Wii Uで動画配信サービスをみる
Wii Uにニンテンドーeショップの動画配信サービスのソフトをインストールすれば、その動画配信サービスをWii Uで観れるようになります。
子供がWii Uで動画を観たりWEBサイトを見る時「勝手に高いものを買ってしまったら困る」と心配ですが、保護者による使用制限があるので、ソフトの購入を制限することもできます。
Wii Uで動画配信サービスを観るのに必要なものと手順
- ニンテンドーネットワークID
- Wi-Fi環境と通信速度
- 動画配信サービスのソフト
Wii Uで視聴可能な画質は地デジテレビと同じHD画質なので、必要な通信速度は3〜5Mbps以上です。
Wii Uで動画配信サービスを観る手順
@WiiUでインターネットに接続するWi-Fiの設定をするAニンテンドーeショップを使うために、ニンテンドーネットワークIDをWii Uに登録
Bニンテンドーeショップで動画配信サービスのソフトをWii Uにインストール
CWii Uのホーム画面から動画配信サービスのソフトを起動
Wii Uで動画配信サービスを観るために必要な通信速度は、動画配信サービスごとに違いますが、BSと同等のHD画質をみるなら5Mbps以上は必要です。
Wi-Fiで通信が安定しない時は、Wii LANアダプターを購入して有線LANで接続すると安定します。
Wii UにWi-Fiを設定してみた
Wii Uをインターネットの設定をするためには、ゲームをするとき同様にゲームを起動し、ゲームパッドを使います。
Wii Uを無線でWi-Fiに設定する方法
@ゲームパッドの「本体設定」から「インターネット」を選択
A接続できるWi-Fiが表示されるので、つなぎたいWi-Fiを選択する
BWi-Fiパスワードを入力する
ニンテンドーネットワークID登録をする
動画配信サービスを観るために必要なソフトをダウンロードするためには、ニンテンドーネットワークIDの登録が必要です。

持っていない場合には、WiiUやPCから無料で作成できます。
ニンテンドーネットワークIDを作成する時入力するもの
- IDとして使う名前・パスワード
- 生年月日
- 性別
- 住んでいる地域
- メールアドレス
- お知らせメールを受信するか・しないか
*ID作成終了後、登録したメールアドレスに登録確認メールが届きます。
ニンテンドーネットワークIDをWiiUに登録する
@ユーザー設定画面を選択するAニンテンドーネットワークIDを入力する
BニンテンドーネットワークIDのパスワードを入力する
ニンテンドーeショップから動画配信サービスのソフトをインストールする
動画配信サービスを視聴するのに必要なソフトは、ホーム画面からニンテンドーeショップからインストールします。
(動画配信サービスのソフトは無料でインストールできます)
現在対応中の人気の動画配信サービス
- Hulu
- Amazonビデオ
- Netflix
- 楽天SHOWTIME
- バンダイチャンネル
- YouTube
- ニコニコ動画



Wii Uのソフトをインストールするの必要な時間は約1分で、Fire TVなどの動画中継機に比べると起動にかかる時間が長くて少し不便です。
Wii Uで動画配信サービスを観てみた
【レビュー環境】
Wii U | Wii Uプレミアムセット:32GB |
---|---|
ネット通信速度 | 無線(Wi-fi):Mbps 「Biglobe速度測定」にて測定 |
映像出力 | 1,080p(HD画質)・1,080i・720p・480p・480i プレイするソフトによって違います |
ゲームパッド画面 | 6.2インチ液晶(画面縦横比:16:9) タッチスクリーン 裸眼立体視には対応していません。 |
2K(フルハイビジョン)液晶テレビ | シャープ アクオス 40インチ LC-40H40 |
4K液晶テレビ | シャープ アクオス 40インチ LC-40U45 |
ニンテンドーeショップでインストールした動画配信サービスを観るためのソフトはホーム画面から起動します。

*ホーム画面でソフトを選択するまでの操作はWiiUのリモコンでもできますが、ソフトを起動してからの操作はゲームパッドだけになります。
インストールした後は、見たい動画配信サービスのアイコンを選択して、約15秒くらい待つと動画配信サービスが起動されます。動画を観ている間に画面が乱れることは無く再生はスムーズでした。
ただ、再生が始まって約5秒間は低画質な全体が乱れた状態で表示され、それが終わった後はHD画質で観れました。
Wii Uの最高画質が1,080p(HD画質)なので、4K画質で4K動画を見ることはできませんでしたが、HD画像(地上波と同じ画質)なので十分キレイでした。
Wii Uで動画を観る時、動画の音声はテレビのスピーカーとWiiUゲームパットのスピーカーの両方で再生されます。

テレビかゲームパッド、どちらかの音声をオフにしておかないと2か所から音が響いてきて少し落ち着きませんでした。
個人的にオススメするのは、テレビで動画を見ている時にはゲームパッドの音声をオフにして、テレビを使えない時だけゲームパッドで音を再生しながら動画を観るというスタイルです。
ゲームパッドで観るよりもテレビで観た方が画質もキレイです。
Internet Browserで動画配信サービスを観ようとするとテレビ画面・ゲームパッドに「アプリをダウンロードしてください」と表示されます。
You TubeはそのままInternet Browserで観続けることができましたが、ソフトを使った方が見やすく使いやすかったです。
【Internet BrowserでYouTubeを観た時】
*ソフトをインストールするためにニンテンドーeショップをオススメされます。
GYAO!…など
Wii Uのソフトが無い動画配信サービスの中でInternet Browserを使うと観れました。
Hulu・Netflix・Amazonプライムビデオ・ニコニコ動画…など
Internet Browserで下記の動画配信サービスを観ようとしたとき、Hulu・Amazonプライムビデオは動画がずっと読み込み中のまま再生がはじまりませんでした。
NetFlixは視聴するのに必要なアドインが入っていないと表示されました。
ニコニコ動画はページが重すぎて再生できないと表示されました。
例)dTV・U-NEXT・FOD・TSUTAYA TV・Abema TV…など
WiiUに対応していない動画配信サービスもInternet Browserで再生しようとしましたが、観ることができませんでした。
ゲームパッドで動画配信サービスを観てみた
WiiUで動画配信サービスを再生するためには、ゲームパッドで操作していきます。WiiUのリモコンプラスではソフトを起動するまでしか操作できません。ゲームパット・テレビ画面で 同時に視聴できる |
Hulu・Netflix・youtube・ニコニコ動画 |
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ゲームパット・テレビ画面で 同時に視聴できない |
Amazonプライムビデオ *ゲームパッドで観るか、テレビ画面で観るか、ゲームパッドで切換操作ができる |
Wii Uでは動画配信サービスでもHulu・Netflixなどは、ゲームパッドとテレビ画面で同時に動画が再生されます。
Amazonプライムビデオはテレビとゲームパットで同時に視聴出来ないのでテレビ画面・ゲームパット画面のどちらかで切り替えることになります。

ゲームパッドはWiiU本体と5メートル位だったら壁や扉を挟んでも動画を観ることが出来ましたが、10メートル離れると通信が途切れました。
動画を観られる目安としては隣の部屋がせいぜいです。

テレビを消したり入力切替で別の番組を観ている状態でもゲームパッドでの再生は続くので、動画を観ている途中で家族に「他の番組が観たい」と言われても、WiiUの電源がオンになっていて通信の届く範囲にいればゲームパッドで観続けることができます。
Wii Uで動画配信サービスを観るメリット・デメリット
Wii Uで動画配信サービスを観れるのはとても便利ですが、スマートテレビや動画中継機を使った時に比べるとメリット・デメリットがあります。
Wii Uで動画配信サービスを観るメリット
- 新しいデバイスを買わなくても良い
- 子供でも操作しやすい
- 「保護者による使用制限」で機能を制限できる
Wii Uで動画配信サービスを観る時、画質や音はストレスを感じないくらいにキレイだし、普段ゲームでよく使うデバイスなので操作が分かりやすいです。
Wii Uにはソフトの購入を保護者が制限できる機能もあるから、子供がいる家族で使うのにとても向いています。
【WiiUの子どもに関係する機能の制限】
年齢制限 | 子どもの年齢に合わせて年齢制限のあるゲームは表示されないようにする。 |
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インターネットブラウザの利用 | 性的・暴力的など有害な表現をふくむWEBサイトを観れないようにできる。 |
新しいフレンドの登録を制限 ゲームソフトの通信機能を制限 |
知らない人とやりとりしないように、親がフレンドを管理したり、チャットや通信プレイをできないように制限できる。 |
ゲーム以外のソフトの使用 | 動画配信サービスを観るためのソフトなどゲーム以外のソフトを、保護者の確認が無いとインストールできなくする。 「子どもが有料ソフトを知らない間に買ってしまう」といったことを防げる。 |
ニンテンドーeショップ等での 商品やサービスの購入 |
クレジットカードの利用やソフトの購入を制限できる。 |
Wii Uで動画配信サービスを観るデメリット
- 4K・HDR画質には対応していない(最高でHD画質)
- 対応している動画配信サービスが7種類と少ない
- 動画配信サービスを起動するまで約15秒、動画を再生するまで約10秒時間が必要
WiiUは4K画質・HDR画質に対応していないので、4K動画・HDR動画はHD画質で観ることになります。
対応している動画配信サービスは、動画中継機に比べると半分以下なのもデメリットです。
Wii U本体を起動するまで約15秒かかるので、テレビをつけるとすぐに起動できる動画中継機に比べるとやや時間がかかります。
Wii Uで動画配信サービスを観る時も、動画を再生するまでにかかる時間が多いです。動画中継機ならば一瞬で動画を再生してくれますが、約10秒ほど待たされます。
作品の検索やソフトの起動にかかる時間も約10〜20秒なので、少し面倒でした。
「動画を観れるのはあくまでサブ機能」と割り切らないとイライラしてしまうかもしれません。
Wii Uを使うと、新しくデバイスを買わなくても快適に動画を観ることができます。
しかし、4Kなどの高画質の動画を観たい、たくさんの動画配信サービスを使いたい、動画を観るまでに待たされるのにイライラする場合は、Fire TV・Chromecast・Apple TVなどの動画中継機がオススメです。